基本原則
- 対人距離の確保(1メートル以上推奨)
→宿泊客同士,従業員と宿泊客との間 - 消毒の徹底
→施設の定期的な消毒,手指消毒設備設置,宿泊客への要請 - マスクの着用,咳エチケットの徹底
→宿泊客,従業員への周知 - 十分な換気
→窓の開放や機械換気の活用 - 従業員の健康管理
→毎日の体温測定,健康チェック
各エリア・場面の共通事項
- 手洗い・手指消毒の徹底
→施設内へ消毒設備の設置 - 施設の適切な洗浄・消毒
→特に複数人の手が触れる場所は定期的に消毒
→コップや箸などの手や口が触れるようなもの。使い捨ても検討。 - 接触機会の減少
→共用物品や,手が頻繁に触れる箇所を最低限に
エリア,場面ごとの留意点
入館時
- 手指消毒の徹底
→入口への手指消毒設備の設置,宿泊客への消毒依頼 - 体調チェック
→検温(事前または現地)により発熱の有無を確認。発熱や体調不良の場合は申し出るよう呼びかける。 - 体調不良者への対応
→宿泊客から申し出があった場合は,同意を得た上で速やかにかかりつけ医や受診・相談センターへ連絡し,指示に従う。
チェックイン,チェックアウト時
- 対人距離の確保
- 消毒の徹底
→ルームキー,筆記具など - 接触機会の減少
→客室案内は従業員による説明ではなく,文書や動画を活用 - 宿泊者名簿の管理
→感染者が出た場合に備え,適切に管理
客室
- 設備の清拭消毒
→ドアノブ,リモコン類,照明スイッチ,冷蔵庫,トイレ,風呂,ドライヤー,水栓等の手の触れるところ - 備品の消毒
- (1)コップ,急須,湯飲み等→消毒
- (2)使用済アメニティ→廃棄
- (3)館内用スリッパ→使い捨てまたは消毒
- 換気
→一定時間ごとに窓を開けての換気を要請
トイレ
- 清拭消毒
→複数人が接触する場所 - 宿泊客への要請
→トイレの蓋を閉めて流すよう表示 - 共通タオルの使用禁止
→ペーパータオル設置または個人用タオルを準備 - 十分な換気
→常時換気をオンにしておく
※比較的感染リスクが高いと考えられるため,留意する。
清掃等の作業における注意点
客室の清掃
- マスク・使い捨て手袋の着用
- 使用した浴衣,室内スリッパ等はすべて洗濯・消毒済みのものと交換
- 使用済みタオルやリネン類は,人が触れないように密閉保管し,洗濯・消毒
- ゴミはビニール袋で密閉して処理
浴室の清掃
- 設備・備品を清拭消毒
- 清掃時に換気し,完全に空気を入れ換える
- 脱衣室内の設備・備品を清拭消毒(ロッカー含む)
- 使用済みタオルは密閉保管し,洗濯・消毒
トイレの清掃
便器内は通常の清掃で可
宿泊客の感染疑いの際の対応
- 感染の疑われる宿泊客には,同行者も含め,マスク着用の上で施設内に待機を要請する。
- かかりつけ医や受診・相談センターへ連絡し,指示に従う。
- 宿泊者名簿を確認し,保健所への提出に備える。
- 以後は,保健所の指示に従う。